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taxi driver
若き日のロバート・デ・ニーロ主演の映画。

海兵隊を除隊したトラヴィス(デ・ニーロ)がタクシードライバーの仕事を得るものの、クソ面白くも無い人生、掃き溜めのような社会に怒りを抱き、怒りに任せて彼を振った女が支持していた大統領候補を暗殺しようとするお話。

30年程前の作品なので、これまたラストを言うが、こういった映画に見られる絶望的なオチではないところが意外である。

作品の後半を除いて、描かれる彼の人生は絶望的だ。海兵隊を除隊してタクシーの職を得たものの、彼の目に入るのは自身の人生への嘆きと、それをぶつける対象としての腐った世の中だ。

彼は言う。「俺は孤独だ」と。友人も無く、仕事もクソ。好きになった女には振られる。何もうまくいかない。さらに彼が車で流す街は掃き溜めの中のクソ以下だ。彼は無知で不器用。そんな社会に怒りを感じるが、何がおかしいのかうまく説明は出来ない。そんなトラヴィスは徐々に過激な思想を抱くことで、世の中に復讐を企てる。

ありがちな展開ではある。こういう話の場合、大抵は主人公に未来は訪れない。別に主人公が悪人では無いのだけど、社会が受け入れない人間は悲惨な末路を辿るものである。職業はある意味では関係ない。この前見た「ファイトクラブ」はホワイトカラーが主人公だ。もちろん職業の社会的地位は、それを肯定するにしろ否定するにしろ、明らかに存在するので、考慮に入れないのはおかしいかも知れないが、要するに彼が自分を直視できるかどうか、そんな極めて人間的な問題にたどり着く。

トラヴィスはものすごく間違った方向へ進もうとしていた。怪しいバイヤーから銃を買い、上院議員を暗殺しようと企てた。だが彼には出来なかった。直前でSPに見つかってしまったのだ。彼は逃げ延び、今度は12歳の家出少女(ジョディ・フォスター)を売春させていた組織から彼女を救うため、メンバーを怒りに任せて銃殺する。その時は、もしかしたら「女の子を救う」と言う意識よりは、彼の社会への怒りが動機だったのかも知れない。自分の境遇を社会に照らし合わせ動機を持つ連中はいくらでもいるが彼もその一人だった。

ただし売春させられていた女の子への気持ちは本物だった。不器用な彼は彼女に熱い説教までした。結果として彼女の耳には届かなかったが。

そして組織のメンバーをぶち殺したところで警察が到着する。彼は、売春組織から女の子を救ったとして英雄に祭り上げられる。この結果は彼が予測していたものでは当然無い。たまたまそうなっただけだ。

ラストは彼を振った女を客として車に乗せるシーン。「新聞で読んだわよ」と彼を讃える女。トラヴィスはどこか満足そうだ。目的地で彼女を下ろし、金を受け取らず去っていく。新しい人生の始まりだ。

映画の中では彼は「たまたま」うまくいっただけだ。だが、それが視聴者に希望をもたらす。真面目だが不器用で無知な彼が救われるのは、見ている側にも救いなのだ。ふざけた世の中だが報われる人が報われるべきだ。それは架空の話の中だけと思わない事が大事なのかも知れない。

見て思ったのは、彼のような真面目な人間はいつか必ず報われる時が来るべきなのである。間違った方向に進んだ彼の道を修正したのが神様なら、それはそれでいい話じゃないだろうか。

Taxi_Driver_poster.jpg

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| 映画 | 04:45 | トラックバック:0コメント:0
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